年上彼氏は看護師さん
そして、パパが病室に飛び込んで来た。



『朝里大丈夫か? 』



パパが真人を見る。



『おまえがついていて何でこんな事になるんだ。』



パパ何勘違いしてるの!



「パパ違うの。私ずっと前からお腹痛いの我慢してたから。


虫垂炎だなんて思わなかったから、


真人は何も悪くない。」



真人がすみませんでした。と頭を下げた。



「パパ真人に謝って!」



『真人君済まなかった。朝里になんかあったらと思うと、


どうにかなりそうで、良かったたいした事なくて。』


パパも真人も私の心配ばかりして、



二人はなんだか似ている。


私は思わず、ふ、ふ、と笑ってしまった。



二人が同時に、『朝里何笑ってるの?』



だって、心配性のパパが二人いるみたいだもん。



二人が私を見つめる。



「だから、二人とも心配し過ぎだから。虫垂炎だものすぐ退院だよ。」



その時、明良先生が病室に入って来た。



『そして、虫垂炎は無事手術しました。


腹膜炎を併発していた為手術が長引いてしまいましたが、大丈夫です。でも、もう一つ気になる事がありまして、



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