年上彼氏は看護師さん
海斗さん何でそんな事言うの?



「海斗さん、あなたにはもうここに来てほしくないです。」



海斗さんが私に近づく。



『君は現実から逃げてる。このままでは君も前に進めれないはずだよ。


真実を知る事が怖いだけなんだ。


今なら間に合うから、もう一度研吾と向き合って見ろよ。』



海斗さんは言いたいだけ、言って部屋を出て行った。


何なのあの言い方頭くる。


海斗さんに、私の気持ちなんか分からない。



テレビはどうでも良くなってしまい、



半分怒りながら、ベットに潜りいつの間にか寝てしまった。



目を覚ますと、点滴は新しいものに変わっていた。



そして、手の届く所にテレビのリモコンが置いてある。



海斗さんがいつの間にか来てくれたんだ。



さっきは酷い事言ってしまったのに。



私はこの時知らなかった。


点滴を変えに来たのが研吾君だったなんて。







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