年上彼氏は看護師さん
「真人どうしたの?学校は?」



俺はすぐには答えられずに、海斗の顔を見た。



『朝里ちゃんガスも出たようだし良かったね。


俺夜勤だったからもう帰るよ。


後は薫さんが見てくれるからね。』



海斗さんは俺に頭を下げて出て行った。



「真人立ってないで座って。」



ああ。



俺は朝里に言われ椅子に座った。



恥ずかしそうにしている朝里。



「真人聞いてたでしょ? 」


何を?



「海斗君平気で言うんだもの恥ずかしかった。」



恥ずかしかった?



暫く考えてみる。



ああ、なるほどね。



ガスが出たから、もう大丈夫って事か。



朝里らしいな、こんな事に恥ずかしがるなんて。



『朝里顔真っ赤。』



「だって真人がいるなんて思わなかったし、


彼氏にガスの話しは聞かれたくないもの。」



俺は朝里の彼氏と言うことばが嬉しくて、



思わず朝里を抱き締めた。






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