年上彼氏は看護師さん
『朝里ちゃん研吾君が朝里ちゃんに会いにいけなかったのには、


理由があるの。でもその理由は今私の口からは言えない。


たけど、研吾君とは会ってあげてほしい。


でも私が研吾君と朝里ちゃんを会わせたら、


明良さんとの約束を破る事になる。


だから、二人が偶然あったようにするから、


その時は研吾君に会ってあげてほしい。


朝里ちゃんの返事を聞かせてほしいな。』



分かった薫さんの指示に従うよ。



真人ごめんね。



私、確かめたいの。この気持ち。



忘れたいのに、いつまでも私の心にいるんだよね。



真人が好きなのに、それを研吾君が邪魔をする。



いつも夢に現れて私を呼ぶの。



私はフラフラと研吾君とこまで行きそうになる。



研吾君のとこに行きそうになる私を止めるその手は、


真人のものだった。



そして夢からさめる。







< 163 / 213 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop