年上彼氏は看護師さん
目を覚ますともう真人はいなかった。



真人が座っていた椅子の上に、パパの鞄が置いてある。



パパは毎日学校帰りに病院へより、



私と一緒に病院で夕食を食べている。



兎に角心配らしい。



私が研吾君に会うんじゃないかって。



私はパパを探しに病室を出た。



あ、パパだ!



パパは明良先生と談話室に入って行く。



私は二人の後を追った。



私が談話室の前に来た時、ドアが少し開いていて、



中からパパと明良先生の声が聞こえる。



『明良先生僕との約束破りましたね。


研吾はこの病棟で働いているじゃぁないですか?


このままでは、朝里と研吾が会うのは時間の問題だ。

僕はどんな事をしても、二人が会う事を阻止しますよ。


研吾の思うようにはさせない。


研吾には朝里に指一本も触れてほしくないんだ。』




明良先生は無言だった。




『明良先生が研吾の見方をすると言うなら、


今すぐ朝里を違う病院へ移します。


あなたを信じた自分がバカでした。』




パパ酷いよ。








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