年上彼氏は看護師さん
『朝里ごめん泣かないで!』



「私こそごめんね。私だって恋がどんなものくらいは分かるよ。



でも今の私は一人ぼっちなの。



学校へ行っても友達もいない。



1日中誰とも話さず、昼休みは図書室に行く。



放課後は部活で弓道してるけど、



誰と関わる訳でもなく、ただ時間を過ごすだけ。



家に帰って夕食の支度をして、パパの帰りを待って、


パパと一緒にお風呂に入るだけだよ。



唯一楽しみはパパとのお風呂かな。」



研吾君なんか固まってるけど。



『朝里パパと風呂入ってるのか?』



「そうだよ。ずっと一緒に入ってる。



でもこの話しは研吾君に初めてしたけどね。」



研吾君は暫く何も言わない。



『朝里パパ一緒にお風呂入るの平気なの?』



うん平気だよ。



なんでそんな事聞くの?



「研吾君どうしたの?怖い顔してるよ。」



『朝里はパパが好きなんだよな。



パパは朝里の事どう思ってるの?』



変な事聞かないで。



パパはいつも朝里が大好きだよって言ってくれる。







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