年上彼氏は看護師さん

愛しい人

僕は休憩を取ろうとしていた。



薫さんが僕の前を通りすぎる。



何処へ行くんだ。



薫さんは談話室の方へ向かう。



談話室の前にいるのは朝里?



薫さんが朝里に声を掛けると、朝里は持っていた雑誌を落とした。



薫さんが近づくと朝里はいきなり向きを変え走りだす。



その光景に驚く。



朝里は泣いていた。



談話室から飛び出て来たのは、兄と宮本浩輔だった。


兄の顔も宮本浩輔の顔も真っ青。



兄貴宮本と二人で何を話していた?



僕は兄に近付き、『兄貴何を話していた。


朝里がここにいたの知ってた?


朝里に、まさか兄貴そうなのか?』



俺は兄の答えを待たずに走り出した。



朝里を探さなくちゃ。



朝里がもし真実を知ったのなら、



朝里が壊れてしまう。



朝里を必ず見つけて僕が助ける。



俺は朝里を探し走り続けた。



朝里大丈夫だから。



朝里には僕がいるよ。



朝里僕は今度こそおまえを助ける。






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