年上彼氏は看護師さん
『朝里もう少し眠るといい。』



朝里が僕の手を握る。



「研吾君何処にもいかない。」



『何処にもいかないよ。ずっと朝里の側にいるから。

だからもう少しおやすみ。』



オデコをなぜて上げると朝里は静かに目を閉じた。



朝里にキスしてしまった。


でも朝里は拒まないで、僕のキスを受け入れてくれた事が嬉しかった。



僕は一睡もせずに朝を迎えた。



朝里が目を覚まし僕を見つめる。



「研吾君本当にいてくれたんだ。」



『当たり前だろう。僕は朝里との約束を破ったりはしないよ。


あの時も、』



その時病室のドアが開き、宮本浩輔がいきなり入って来る。



宮本が朝里に近付き、『朝里パパを信じて、たとえ朝里と血の繋がりはなくても、


パパは朝里を愛している。朝里は可愛いパパの子供なんだ。


朝里は研吾に騙されているんだよ。


研吾の言う事なんか信じちゃ駄目だ。


朝里。』




「来ないで、パパ私にそれ以上近づかないで!


嫌だってばー!」



朝里がベットから落ちそうになるのを、



僕は慌て抱き締めた。







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