年上彼氏は看護師さん
『朝里良かったね。薫さんと一緒に外の空気一杯吸っておいで。』



久しぶりに出た外の空気が気持ち良かった。



こんな状態だから、入院はきっと長引くだろうな。



夏休みまでには退院出来るかな?



声がでなければ学校にも行けない。



「朝里ちゃん思い詰めないでね。


朝里ちゃん一度に色んな事が重なっただけだから。


どれも深く考えては駄目だよ。


割り切らないとね。


今は何も考えないで、研吾君に甘えていればいいの。」



私は手に持っていた紙にペンで書いた。




《パパの事はどうしても許せれないの。


私の本当のパパとママは何処にいるのか?


知りたいけど、知るのが怖い。


私このまま研吾君に甘えていいのかなぁ?》




「朝里ちゃんそんな心配しなくていいのよ。


研吾君は朝里ちゃんに笑顔ていてもらいたいの。


研吾君は朝里ちゃんを何よりも大切に思っている。


今は一杯甘えて起きなさい。」



薫さんありがとう。







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