年上彼氏は看護師さん
病室に戻ると研吾君が花瓶にお花を埋けていた。



難しそうな顔をしてる研吾君。



私が研吾君の顔を覗き込むと、いきなり又キスをする。



研吾君駄目だってばー。



又真っ赤になっちゃうよ。


『朝里ごめん、朝里が可愛いからついキスしたくなるんだよね。』



研吾君のバカ。



研吾君そうやって誰にでもキスするの?



『朝里どうした?悲しい顔をして。』



研吾君に背中を向けた。



『朝里ごめん。もうキスしないから。』




私はノートに書いた。



《違うの。キスは私だけにしてほしい。他の子にはしてほしくない。》



『ふーん。キスをしてほしいんだよね。


じゃ一杯して上げる。』



研吾君が私を抱き締めキスを繰り返す。



もう研吾君違うんだってば。



でも研吾君の優しいキスが嬉しくて、



ずっと研吾君にしがみついていた。



『朝里愛してる。』



私は大きく頷いた。



私も声にだして言いたい。


《研吾君あなたを愛してる。》








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