年上彼氏は看護師さん
受付ではやっぱり会えない事を伝えられた。



俺は受付の人に看護師の研吾君を呼んでほしいと頼んだ。



暫くして研吾君が現れ、『君何回来ても、今は会わせられないんだ。


もう少し待ってほしい。』


「違うんです。俺は今日朝里に別れを告げに来ました。」



研吾君が驚き俺を見る。



『ここじゃなんだから、向こうで話そうか。』



研吾君が休憩室に案内してくれた。



『ここは主に僕と海斗が使ってるだけだから、


他には誰も来ない。ゆっくり話せるよ。』



俺は近くにあった椅子に座った。



『コーヒーしかないけどいいかな?』



「はい。」



俺かなり緊張しまくり(笑)。



『朝里と別れるって言ってたけどどういう意味?』



言葉に詰まる。



「俺今も朝里が好きです。研吾君に負けないくらい朝里が大好きです。


でも俺朝里の全てを知り怖くなりました。


どんな事しても朝里を守ろうと思ったのに、


朝里に会うのが怖いんです。


朝里が全てを知ったら壊れてしまいそうで、


でも今の俺には朝里を支えてやれる力がない。







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