年上彼氏は看護師さん

私の大好きな人

私が声を失って一週間が過ぎた。



最初は話せないことが辛くて、研吾君がそばにいてくれても、



研吾君の優しさがよけいに辛かった。



たけど、研吾君が一緒にいてくれると気持ちが落ち着く。



研吾君が言葉なんか必要じゃないって言ってくれた。


すごく嬉しかったんだ。



研吾君がいなかったら、今の私はいない。



私は誰の子か分からない。


パパの子供ではなかった。


じゃ私の本当のパパは誰?


ママは死んだらしい。



でも今さら本当のパパをしった所で、



そのパパに会いたい?



私のパパは宮本浩輔一人。


パパは私を溺愛してたけど、私を大切に育ててくれた。



なのに私はパパに酷い事言ってしまった。



『朝里どうした?頭痛いのか。』



《違う。パパの事思ってたの。》



『パパの事?』



《そうなの。私パパと血の繋がりがない事に驚いてパパに酷い事言っちゃった。

パパ許してくれるかな?》



『朝里何も心配しなくていい。パパも朝里の事心配してると思うよ。


だから早く元気になろうな。』








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