年上彼氏は看護師さん
研吾君が海は駄目だって言い出した。



「研吾君どうして?私もう元気になったんだよ。」



『朝里兎に角海は駄目だから。』



研吾君なんでそんな意地悪言うの。



「研吾君が駄目って言っても私行くから。」



『分かった海に行ってもいいけど、僕も一緒に行く。』



はい、なんですと、研吾君も一緒に。



そんなの嫌だ。



これじゃ研吾君パパと一緒だよ。



沙織が笑い出した。



「朝里の鈍感は貴重ものだね。


朝里、研吾君は焼きもちやいてるの。真人と一緒に海に行くの心配なの。


まして水着とか着てる訳だからさ。」



えっ、研吾君が嫉妬してるの。



あり得ないでしょ。



「仕方ないなぁ、じゃ研吾君も一緒に行く?」



行く行く。



子供みたいにはしゃぐ研吾君。



可愛い。



でもそんな研吾君も好き。






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