年上彼氏は看護師さん
『朝里話したくなかったらいいけど、



虐めを受けたのはいつから?』



「多分小4の時くらいかな?


背がぐーんと伸びたのがその頃なの。



男の子より大きかったりしたよ。



小4の時クラスの男の子に告白された。



まだ子供で好きとか分からなくて、断ったら、



次の日から、その男の子を好きだった女の子に虐められるようになった。



最初何で私が虐めに合うのって思ってたけど。



段々虐めが酷くなってった。



でも誰にも話せなくて、ただただ耐え続けた。



我慢すると腹痛になったのがその頃。



それでも我慢した。」



『朝里もういいよ。辛い事思い出させてごめんな。』


研吾君がギュッて抱き締めてくれた。



大丈夫だよ研吾くん。



「研吾君私もう大丈夫だからね。



前はね、虐められた頃の事思い出すのも嫌だった、


でも今は違う。研吾君には話せるの。



小さい頃の私も知ってほしいと思ってる。



自分でも不思議な気持ちなんだよね。」




一生懸命話す私を優しい眼差しで研吾君が見ている。







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