年上彼氏は看護師さん
『朝里俺にドキドキしてるでしょ?』



ドキドキしてるでしょ?



真人に抱き締められてドキドキしてる私。



ヤダドキドキって誰にもしちゃうもの?



私を見てケラケラ笑う三人。



私何で笑われてる?



「朝里超うけるよね。朝里見掛けよりかなり可愛い。」



沙織が背伸びして私の頬をつつく。



「沙織に可愛いなんて言われたくない。」



「だって朝里幼稚園児だって、今時好きな子いるのにね。


真人が言ってた通り、朝里は超可愛いね。



真人に色々教わるといいよ。真人遊び人だからさ。」


真人が慌て否定した。



『沙織止めろよ。まるで俺が、女タラシみたいに思われるだろうが。』


「だって高校に入って何回告られたんだっけ?」



5回そう答えたのは博史だった。



まだ高校に入学して2ヶ月しか立ってないのに、



5回は凄いよ。



「真人ってモテるんだね。告られて誰とも付き合わないの?」



何故か沙織が大きくため息をついた。



「あのさぁ、朝里真人が告られてもずっと断ってるの何故だか分かる?」



私は首を横に振った。








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