年上彼氏は看護師さん
研吾君は話し方まで素敵だ。


真人の為にも研吾君の気持ちを聞くには、



絶好のチャンスかも。



私は嫌がる博史を連れ、研吾君の家に遊びに行く事にした。



研吾君のマンションは素敵だった。



家賃高そうと思ったら、お父さんのマンションで、



話しによると松平クリニックの息子さん。



お金持ちでなけりゃ住めないよね、こんなマンション。



『沙織見すぎって! 』



「あ、ごめん。」



朝里が冷蔵庫に飲み物を取りに行く間に、研吾君に確かめる事にした。



「あのう一つ聞いていいですか?



研吾君は朝里の事どう思ってますか?



朝里は多分研吾君の事を好きになりかけてる。



研吾君が朝里に対する気持ちに恋愛感情がないなら、


これ以上朝里に優しくしないでほしい。



朝里は恋愛に慣れてないから、少し優しくされただけで、



勘違いしちゃいますから。」



「沙織そこまで言わなくても。」



「駄目だよ、朝里の為だから。」



研吾君は暫く考えて、『この話しはもう少し時間をくれないかな?



今すぐ答えは出せない。』







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