年上彼氏は看護師さん
こんなとこにもう一秒もいたくない。



私は痛む頬を我慢して、「研吾君今日はありがとう楽しかったよ。


でももう、研吾君に甘えるの今日で終わりにするから。


茉里さん本当にごめんなさい。


もう二度と研吾君には会いませんから、


安心して下さい。」



私は頭を下げた。



沙織と博史が私の所に来て、私を支えてくれた。



沙織が、「朝里帰ろうね。真人も心配してるよ。博史朝里支えてやって。」



『ああ、分かってる。研吾さん一言言っていいかな、

あんた最低な男だな。朝里の事は俺たちで守るから、

今後一切朝里に関わらないでやって。


それと、人のカウンセリングなんかしてる場合じゃないぜ。


朝里にこんな思いさせて、何がカウンセリングだ。


真人がいたら、おまえの事ぶん殴ってたと思うよ。』


博史もういいから、でも博史ありがとう。



私にはこんな素敵な友達がいる。



だから、研吾君いなくても大丈夫。



そう自分に言い聞かせた。






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