角砂糖恋愛
「!!っおい!!な、、何だよ!!イキナリ泣くなんて反則だし!」
「うるさい!!何が反則だ!!」
「華ってもさ、クラスの奴だけだし!」
「でも、みんな思ってるじゃ-ン!」
「もう、いいよ!泣け泣け!!」
「はぁ??」
 な、泣け泣けってさ、人が悩んでるっつ-のに!!何よ!そのめんどくさい感じは!
 何にも考えないで言うな!!
「お前さ、結局なんかあったんだろ??」
 ぅえ--------!!!!!
「っな、何で知ってるのよ!」
いつまでも素直にならないアタシに、
「どうでもいいじゃん。」
って言って、アタシの頭をタクヤに寄せた。
「我慢すんな。お前らしくない。」
 ヘンなの。会ったの最近なのに、幼なじみみたい。
堪えてた涙があふれた。
「タクヤぁ~」
まったく。女子が泣いてるのに
「お-。泣け泣け。」
なんて、冷静な!!
オトメ心をもてあそぶな!!
っと心の中で思いつつ、止まらない涙。
もう、溢れた気持ちは止まらない。
 
< 20 / 21 >

この作品をシェア

pagetop