角砂糖恋愛

「あはは、なんか、先読まれてないか？ま、いっか。んで、
（ね、○○くんの、メアド教えて欲しいんだけど、いい？）
と、攻めが始まる。」
「でも、　だめ　って、言われるよねえ？」
「まあな。でも、
（友達だよぉ。なんでそんなにムキになってるのよぉ）
みたいな（勘違いしないでメ－ル）をGo!!そしたら男は、釣られておしまい。」
「じゃ、それを繰り返して、、」
「２８人。それが、いつのまにか広まって、こういう状態。」
「あ、アリガト。って、あなたの名前は？」
聞くの忘れてたよ、、、、。
「ああ、俺？加治木拓也」
「加治木くんかあ、よろしくね」
「なんだよ。君付けすんなッ」
「え、じゃあ、タクヤ？って、呼べばいいの？」
「そ。って、お前の名前って、（ヨウナ）ってよむの？」
「違うよ！（ヒナ）！！（ヨウナ）って、やめてよ！（サウナ）みたいじゃん！」
「あはは。確かにィ」
　、、、、笑い事じゃないんだけどなあ。
だから嫌なんだよねえ。陽菜って名前。
「おい。」
「何？タクヤ」
「何ブスっとしてんだあ？」
「アンタが名前間違えたからでしょぉ？」
「あ、そうなんだ。ごめん」
「もう、いいよ。慣れてるし。」
「あ、そうなんだ。」
会話が終わったと同じに、あのサヤコちゃん？が、帰ってきた。
　、、、、泣いてる。
あれも演技？
そうだったら凄いなあ。
　　　　キ－ンコ－ン　カ－ンコ－ン
チャイムなった。
終わりかあ。
さあさ、ふたりのトコに、行こうとしたら、
「陽菜！」
と、呼ばれた。
「何？」
「あのさ、後で、メアド交換しない？」
「利用しないよねえ？」
「するかい！」
「オ－ケ－。了解しました。」
そう言って場を離れた。
ん、、、遠くから見ても、意外に格好いいな。
あたしの第一印象だったりする。