ネタも尽きたしお金もない。


カナ、大丈夫かな。


心配だけれど、与えられた仕事をこなさなくてはいけない。


お客さんが1人でもいる限り・・・



幸い、さっきの混み具合が嘘のようにパタッとお客さんは入ってこなくなり、ノーゲスト(お客さんゼロ)になった。



カナが気になって休憩室の様子を見に行こうとしたが、あたしよりも先に店長がホールに出てきた。




「救急車呼んだから。・・・女の子だし、やけど跡残っちゃったら困るから。来たら声かけてね」






救急車・・・大丈夫じゃないじゃん・・・



不安を抱えている間にも、救急車は到着。


カナは病院へ。


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