ネタも尽きたしお金もない。


「はい。2000部ですね。お預りします」


トラックを見送り、あたしの怒涛の36時間は幕を閉じた。



・・・ところで、この仕事給料どのくらいなんだろう。


一番大事なところをすっかり聞くのを忘れていたあたし。



内職の単価は安いって聞くし、1部1円くらいかな。


・・・それだったら2000円かぁ。



こんなに疲れて2000円じゃ割りにあわないな。



まぁ、1回やってみたかったし。


そんなことを考えながら給料の日まで数日待つことに。




あっ。当然ですが、次やろうという気持ちにはなりませんでした。


あたしみたいに、いくつものアルバイトを掛け持ちしてる人がやる仕事ではないですね。


次の日のバイトにもこの疲れは残ってしまったし・・・



< 151 / 215 >

この作品をシェア

pagetop