ネタも尽きたしお金もない。
なんだ。変なことされないなら大丈夫じゃん。
嫌な男に体を触られるわけでもなく。
時給も高い夜の仕事。
お客の金で大好きなお酒が飲めること。
一石二鳥どころか、あたしにとっては三鳥も四鳥にもなる好都合。
ひとつ問題だといえば、このとき実家暮らしだったこと。
毎晩毎晩、夜中に出かけてたらさすがに気づかれるだろうと言う事。
だから最初は日数も少なめに働き始めた。
だけど、最初はきつかったさ。
なんせ、人見知りなあたしが初対面のお客と1対1でお話するんですよ?