ネタも尽きたしお金もない。


困惑するものの、その後のあたしの接客は相変わらず。


なかなか話が弾まない。


それでも、この店にいられたのは女の子の数が急激に少なかったから。



ヘルニアが辛くて「休みたい」とお願いしたけれど、その日はあたししか出勤する人がいなくて行くしかなかったり。


あたしが入った当初の女の子たちはほとんどやめてしまって、入って1ヶ月ちょっとでこんなあたしが古株になってしまったのだ。


そして、あたしを入れて女の子の数は全員出勤して3人しかいない日々。


出勤日数も必然的に増えていってしまい、気づけば週6勤務。



・・・こういう状態だったこともあって、他のバイトをバックれるハメに。


・・・当時は、パチ屋と天丼屋だったんだけど。


お酒飲んで、2,3時間だけ寝て他のバイトのための起きるなんてことはもはや無理だった。


今の店的にも、とりあえず女の子が出勤していればいい状態。


お客呼ばなくたってクビになることなく、一日に1万円以上稼げる。



そんな適当に働いていた時に、再びTさんたちがやってきた。


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