ネタも尽きたしお金もない。
その他にも、この店だから許されることがたくさんある。
同伴・アフターは無理にするな。
むしろアフター禁止。
そんなお店。
同伴は、ご飯とか食べた後お店に来れるからいいけれど、アフターは何かあっても逃げることができないでしょって。
お店に来たお客さんを楽しませる。
これがママのモットーだったみたいで、無理に客を呼ぶってことはあまりしなかった。
だから、あたしは夜の世界でも一番生ぬるいところに存在してた。
この酔い潰れた件であたしの中の何かが吹っ切れた。
頭の中でぐるぐると言葉を探すことが仕事じゃない。
お客さんによって、この店で演じる「あたし」というブランドを使い分けること。