ネタも尽きたしお金もない。
Tさんみたいなお客さんには、いつまでも素人丸出しの接客を続けた。
「お水の女」を求めるお客さんの前では、デキる女を演じ続けた。
あたしに好意を持ってるお客さんには、その気にさせるような接客態度。
1つのお店の中だけれど、いろんな顔を持つ事。
これがあたしなりの結論。
店を辞める少し前くらいなんて、チーママ的存在にまで達した。
ママと女の子たちの架け橋。
ママに直接言えない愚痴をあたしがママに伝えたり。
逆にママがみんなに言いづらい事をみんなに伝えたり。
・・・と、この店でここまでになったところであたしは他の店では間違いなく使い物にならないでしょう。
要は、ママもしくはオーナーのやりかたにどれだけ自分が対応できるか。
どんな仕事でもそうだと思うけれど、飲み屋ってのはそれが色濃くはっきりとしているところなのではないのかなって感じる。