俺様!何様?執事サマ!?



「へぇ…けっこー素直」



耳元であいつの声がする。

息の漏らし方がなんか、えろい。







今、たぶん私はあいつの膝の上で。




そんで、抱きしめられてて。




そう思うと、顔が熱くなった。


「離せバカっ!!!」

「やーだ」


腕のなかで暴れるけど、男の力に勝てるわけがない。





だから、私を抱きしめるこの男の気が済むまでしばらくそのままだった。





< 23 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop