俺様!何様?執事サマ!?


~爽side~



あぁ、もう、クソ。

つか、俺なに苛ついてんの。わけわかんねぇ。


行き場のない怒りが皿を洗う手にいき、ガチャガチャと音をたてる。





――城山愛が朝比奈に会ったらしい。



それは別にかまわない。朝比奈が会いたい会いたい煩かったし、いずれは会うことになっていただろう。ちょっと早くなっただけだ。

だが、髪に匂いがつくってことは、イコール至近距離だったってことだ。



それが、なんかムカつく。



しかも城山愛は俺に何か隠しているようだし。

あーもー、イラつくむかつく。


…香水…………




………あ、そうだ。




< 64 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop