特別編†チョコレートとキミ†春輝 side
『マジ?』
思ったことがポロッと口から出た…。
『瑠雨…』
そしてまた瑠雨の名前を呼ぶ…
大好きなキミの名前を…
それでもまだ顔を隠してる瑠雨…。
瑠雨…俺を見てくれよ。
俺が好きなら隠さないでちゃんと俺だけを見てくれよ…。
『瑠雨…手どけて?俺を見て?俺だけを…』
俺の言葉にためらいがちに手をどけて俺を見た…
俺は優しく微笑(ワラ)って瑠雨を見つめた…
『瑠雨…俺…今すっげぇ嬉しい』
そう言う俺を見つめていた瑠雨は不意に何か思い出したような顔になり
部屋に置いてる時計を見ていた
そして
「春輝…少しの間だけ目を瞑ってて?」
そう口を開いた
不思議そうに思いながらも瑠雨の指示通りちゃんと目を瞑った…
瑠雨が立ち上がった気配がしたけどずっと目を瞑っていた…