特別編†チョコレートとキミ†春輝 side

瑠雨の作ったチョコは生チョコというらしい。

2個目3個目と次々に食べていく…。

すごくうまい!

夢中になって食べていると

「ねぇ…春輝」

突然瑠雨が声をかけてきた。

『ん?なに?お前も食いてぇの?』

そう言うと首を横に振り口を開いた

「あのね…私、初めてだよ…誰かのために手作りのもの作るなんて…」

『えっ?お前…去年先輩にチョコ…手作りしてなかったか?』

「ううん…あれは普通にお店で買ったチョコなんだよ。」

『マジで?』

「うん…」

『そっか…マジ俺って幸せな奴だな。初めてにしてはお前…上手にできてんじゃん!!』

そう言って瑠雨の頭を優しく撫でた…

だけどいきなり

「プッ…」

俺の顔を見ていきなり手で口を押さえて小さく声を漏らして笑った

なんだ?

不思議に思い

『どうしたんだ?』

そう聞いた…

すると

瑠雨は机の引き出しから鏡を取り出して俺に渡してきた…

訳わかんない気持ちのまま鏡を受け取り自分の顔を見た。

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