許嫁
「でも、何で私がこんな高級車に乗ってるんですか?」
毎日学校で見ている子息子女を送迎している車のような黒塗りの車に乗っている。
私には一生縁がないと思っていた高級車。
母の退職と、社長秘書就任と引っ越しはわかる。
どうせ、言い忘れているだけだ。
でも、この車は納得がいかない。
「凛様は我がご当主様の奥方様になるお方だからです」
「・・・は?」
空いた口がふさがらない。
「ですから私の主の婚約者なんです」
固まるしかない。
私、まだ15歳。
彼氏すらいたことがない私に婚約者。
毎日学校で見ている子息子女を送迎している車のような黒塗りの車に乗っている。
私には一生縁がないと思っていた高級車。
母の退職と、社長秘書就任と引っ越しはわかる。
どうせ、言い忘れているだけだ。
でも、この車は納得がいかない。
「凛様は我がご当主様の奥方様になるお方だからです」
「・・・は?」
空いた口がふさがらない。
「ですから私の主の婚約者なんです」
固まるしかない。
私、まだ15歳。
彼氏すらいたことがない私に婚約者。