許嫁
「昨日メールでもいったけどおめでと。やっと第一歩を踏み出したね」
雪乃に聞こえないように小声で春樹は囁く。
「といっても、親が勝手にバラしただけで、あいつが思い出したわけじゃないけどな・・・」
「まぁ、もとから婚約者なんだし、細かいこと気にするなよ。それよりまずは気持ち伝えて色々行動起こさないと」
春樹の言葉に苦笑しか出ない。
「健太、ちょっと聞いてるの?」
「もちろん」
聞いていない。
雪乃の言葉に初めて彼女が何か話していたことに気づく。
雪乃に聞こえないように小声で春樹は囁く。
「といっても、親が勝手にバラしただけで、あいつが思い出したわけじゃないけどな・・・」
「まぁ、もとから婚約者なんだし、細かいこと気にするなよ。それよりまずは気持ち伝えて色々行動起こさないと」
春樹の言葉に苦笑しか出ない。
「健太、ちょっと聞いてるの?」
「もちろん」
聞いていない。
雪乃の言葉に初めて彼女が何か話していたことに気づく。