許嫁
「雪乃」


秋山雪乃。


同じクラスで剣道部の親友だ。


「おはよ。今日もこの程度の坂で死にかけてるなんて運動不足よ!剣道部に入りなさい!」


「嫌だってば!」


いつもどおりの会話だ。


このやりとりで2人は一日を過ごす。


変わらないということはいい。


そんな朝は心地いい。
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