甘いキスを
「『できたーっ!!』」

ハートの小さなチョコレート

星やクマのクッキー
お酒を少し入れたトリュフ

『美味しそ~!!』

「賢也の分ラッピングしたら食べられるよ(笑)」

『そうだね!!早くラッピングしなきゃWW』

嬉しそうにラッピングし始める雪

良かった…

『賢也喜んでくれるかな…』

心配そうにラッピングし終わったチョコを見つめる雪

「大丈夫よ♪雪が一生懸命作ったんだもの♪」

『ぅん!!』

「じゃぁ、あたし帰るね?」

玄関に向かいローファーを履く

『美穂っありがとう!!これ一緒に作ったやつだけど!!』

そう言って渡されたのは綺麗にラッピングされた箱だった。
「ありがとう♪じゃぁ、明日ね!!」

『うん!!気をつけてね!!』

バイバイと玄関先で手を振り歩いて帰る
外はもう真っ暗で人通りも少なかった。
一つ目の 角を曲がると

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