crown
早速、店に貼ってあるポスターを見た。
えーっと…年齢は…。
「高校生の方も大歓迎」
だって!基準クリア!!

あ、履歴書いらないんだ。なら、ホントにこのまま中入って、店長さんにでも言ってみようかな…。
私、決めたら結構すぐ実行する派だな(笑)

っし!やってみますか!

覚悟を決めて、私は店内へ入った。

『失礼します…。どなたかいらっしゃいませんか…』こんな話し方、久しぶり(笑)

私は、店内を見回した。
執事という言葉にぴったりな、アンティークの家具や雑貨がたくさんあった。
少し興奮しながら、一番近くにあったテーブルの上にあるポットをいじっていたら、奥の方から

『はーい!!なんでしょうか!!』
という若い男性の声がしてびっくりした。

すると、白いレースのカーテンで隠されている厨房らしきところから、

『お待たせして大変申し訳ありませんでした…。あ、どうも初めまして。ここの店長をしております、葉月と申します。』
と、しっかりとした、まさに執事!といった言葉遣いの若い男性が目の前に現れた。
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