空色


やっと返せたタオル、ボールと一緒に渡す。


『なぁ、まだ時間あるか?』

首を縦にふる。


『試合、1or1、付き合ってくんね?』



国光が笑う。
あたしの好きな笑顔、

「やってやろーじゃん!」

手荷物を近くのベンチに置いた。
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