空色


「陸・・・?」
『桐木先輩!!!!!!』
女子が一気に頬を染める。
王子みたいな笑顔で

『やぁ、おはよう。』

女子の目はキラッキラ。

あたしは、
少しどんより。

なに、期待してんだ??

ちょっと

一瞬だけ

「国光かな」

って思っちゃった。


だって、
いつも助けてくれるのは、



――――アイツだったから。
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