空色

ザワザワする朝の前に訪れてしまった

ヒンヤリする朝。


そんな日は基本

「騒いで忘れちゃえ!!」
 
とか

「百合と話そう!!」

とか思えるけど

今回は・・・

そんな気分じゃない。


『どうしたの? 水上ぃ?』

女バスの友達が声をかけてくれるけど
言えないよ・・・

あたしにできるのは

「え? 何でもないッスよぉ!!」

明るくすることだけ

『そう、ファンが心配するよ~?
 水上は一番の看板息子だかんねぇ』

「そうっすかぁ!! 気ぃ付けます!!」


はぁ・・・
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