空色
普段 俺に向かって
毒づいたり、
話しかけてきたり、
笑いかけてくれた誠の


見せたことのない涙。




嘘のような

とても、とても


弱い姿。





俺は、首に掛けてあったタオルをもち






走り出していた。


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