water song(みずうた)
それとは反対に、このオアシスは、旅人を拒んでいる。
「でも俺、拒絶されると燃えるんだけど」
そう、嘯(ウソブ)くと、リールが少し驚いたような顔をした。
++++++++++
リールが、泉に入り濡れた服の裾を、膝あたりまでたくし上げ、絞る。
裾から覗いた肌の白さに、思わず感嘆の声を上げてしまう。
「お前肌白いなぁ。砂漠民で無いみたいだ。」
俺は見た事が無いが、昔ばぁさまに聞いた、"雪"というものより白いのでは無いだろうか。
きっと、足より上の服の下も、同じ様に白いのだろう。
余計な事を想像しかけて、邪な思いを振り払うように首を振った。
++++++++++
「でも俺、拒絶されると燃えるんだけど」
そう、嘯(ウソブ)くと、リールが少し驚いたような顔をした。
++++++++++
リールが、泉に入り濡れた服の裾を、膝あたりまでたくし上げ、絞る。
裾から覗いた肌の白さに、思わず感嘆の声を上げてしまう。
「お前肌白いなぁ。砂漠民で無いみたいだ。」
俺は見た事が無いが、昔ばぁさまに聞いた、"雪"というものより白いのでは無いだろうか。
きっと、足より上の服の下も、同じ様に白いのだろう。
余計な事を想像しかけて、邪な思いを振り払うように首を振った。
++++++++++