water song(みずうた)
「えーと」
…
歌印を持つ種族滅ぶ時、
世界は荒廃へと沈む
しかし嘆きの末に世界は、
二つの石を手に入れ、
その効力故に
歌印の不在を受け入れた
永の時が過ぎ
歌印を不要と断じた世界に、
やがて再び歌印が現れる
荒廃が日常化した世界は
再度の改革を嫌い、
歌印を拒む
歌印は世界を流れ
世界を知り、歌を辿り
やがて己が運命を知るだろう
それは、水歌(みずうた)と共に
…
「…て書いてあるみたいだが。なんかどっかで聞いた事あるな…。」
私は、石版に触れた時に止まった呼び声に首を傾げる。
(これを私に見せる為に呼んでいた?誰が?)
考えても、答えは見つからない。
私は泉の底から、青と透明の石を一つずつ拾い上げる。
ガルンが、命石を持っていないと言っていた事を思い出したのだ。
盗賊に捕まる直前に、無くしたそうだ。
「ガルン、命石」
「ああ、ありがとう。
でもどうするかな…。
俺、変身するとサイズが変わるし…」
私は、そこでかねてからの疑問を口にする。
「服、どうして破けない?」
「ああ、変身したとき?それはな…」
…
歌印を持つ種族滅ぶ時、
世界は荒廃へと沈む
しかし嘆きの末に世界は、
二つの石を手に入れ、
その効力故に
歌印の不在を受け入れた
永の時が過ぎ
歌印を不要と断じた世界に、
やがて再び歌印が現れる
荒廃が日常化した世界は
再度の改革を嫌い、
歌印を拒む
歌印は世界を流れ
世界を知り、歌を辿り
やがて己が運命を知るだろう
それは、水歌(みずうた)と共に
…
「…て書いてあるみたいだが。なんかどっかで聞いた事あるな…。」
私は、石版に触れた時に止まった呼び声に首を傾げる。
(これを私に見せる為に呼んでいた?誰が?)
考えても、答えは見つからない。
私は泉の底から、青と透明の石を一つずつ拾い上げる。
ガルンが、命石を持っていないと言っていた事を思い出したのだ。
盗賊に捕まる直前に、無くしたそうだ。
「ガルン、命石」
「ああ、ありがとう。
でもどうするかな…。
俺、変身するとサイズが変わるし…」
私は、そこでかねてからの疑問を口にする。
「服、どうして破けない?」
「ああ、変身したとき?それはな…」