water song(みずうた)
「んで。俺にそこまで言わせといて、どうしてそういう流れになるんだ?」
答えられずに黙っていると、ガルンが言いにくそうにたずねてくる。
「もしかして、リール、俺と一緒に居るのが嫌になったのか?」
私は慌てて、首を左右に振る。
振りすぎて頭が少しクラクラした。
「違う…ただ…、理由が欲しかった」
何故か、ガルンの顔が見れなくなり、俯いてボソボソと言う。
「理由?一緒に居る理由?そんなもの、必要なのか?お互いに、一緒に居たいから居る、それで良いじゃないか。」
やっぱりガルンはシンプルだ。
そう、私が考え過ぎな事は分かっている。
だけど。
納得していない自分が居る事も確かだ。
理由がないと、不安なのだ。
「あのな。
今まで俺、そこそこ長く旅してきたけど、誰かと居たいと思ったのは、リールが初めて…なんだ。
もしかしたら、相棒…という関係になれるんじゃ無いかと思っている。
理由は良く解らないけど、リールにとても惹かれるモノを感じるんだ。
側に居ると、安心するんだ。」
“安心する”。
私がガルンに対して感じているのと同じ様にガルンも感じていたようだ。
答えられずに黙っていると、ガルンが言いにくそうにたずねてくる。
「もしかして、リール、俺と一緒に居るのが嫌になったのか?」
私は慌てて、首を左右に振る。
振りすぎて頭が少しクラクラした。
「違う…ただ…、理由が欲しかった」
何故か、ガルンの顔が見れなくなり、俯いてボソボソと言う。
「理由?一緒に居る理由?そんなもの、必要なのか?お互いに、一緒に居たいから居る、それで良いじゃないか。」
やっぱりガルンはシンプルだ。
そう、私が考え過ぎな事は分かっている。
だけど。
納得していない自分が居る事も確かだ。
理由がないと、不安なのだ。
「あのな。
今まで俺、そこそこ長く旅してきたけど、誰かと居たいと思ったのは、リールが初めて…なんだ。
もしかしたら、相棒…という関係になれるんじゃ無いかと思っている。
理由は良く解らないけど、リールにとても惹かれるモノを感じるんだ。
側に居ると、安心するんだ。」
“安心する”。
私がガルンに対して感じているのと同じ様にガルンも感じていたようだ。