water song(みずうた)
03-04.初仕事と迷子
騒がしい表通りから一本裏の、少しだけさびれた通りに、ギルドの建物は有った。
錆びてギィっと嫌な音を立てる扉を開け、中へ入る。
目に付くのは、待合い席と窓口と掲示板。
受付で名前を書いて、呼ばれるのを待つ仕組みらしい。
『グループの場合は、代表者の名前を記入のこと。』と注意書きがある。
ガルンが受付で名前を書いている間に、待合い席の二つ並んだ席をとる。
座ったままで待っていると、しばらくしてガルンが来た。
「結構混んでるみたいだから、掲示板のを先にチェックしようぜ」
最新のものと急募の仕事が掲示板に貼られているようだ。
数人が掲示板の前に立ち、仕事をチェックしている。
皆、少しでも良い仕事を探そうと必死な様子だ。
仕事情報には、謎の数字が振られている。
仕事毎に違う番号が書かれていた。
「何の数字?」
「あ、これか?これは、識別番号ってやつだな。
この番号を相談窓口で伝えると、仕事の詳細…具体的に言うと、雇い主や報酬…なんかを教えて貰えるんだ」
条件を伝えると、職員がオススメの仕事を探して来てくれるってサービスもあるが、自分で探して識別番号を伝える方が、話が早いな。
錆びてギィっと嫌な音を立てる扉を開け、中へ入る。
目に付くのは、待合い席と窓口と掲示板。
受付で名前を書いて、呼ばれるのを待つ仕組みらしい。
『グループの場合は、代表者の名前を記入のこと。』と注意書きがある。
ガルンが受付で名前を書いている間に、待合い席の二つ並んだ席をとる。
座ったままで待っていると、しばらくしてガルンが来た。
「結構混んでるみたいだから、掲示板のを先にチェックしようぜ」
最新のものと急募の仕事が掲示板に貼られているようだ。
数人が掲示板の前に立ち、仕事をチェックしている。
皆、少しでも良い仕事を探そうと必死な様子だ。
仕事情報には、謎の数字が振られている。
仕事毎に違う番号が書かれていた。
「何の数字?」
「あ、これか?これは、識別番号ってやつだな。
この番号を相談窓口で伝えると、仕事の詳細…具体的に言うと、雇い主や報酬…なんかを教えて貰えるんだ」
条件を伝えると、職員がオススメの仕事を探して来てくれるってサービスもあるが、自分で探して識別番号を伝える方が、話が早いな。