空色天気
「はい。いろいろと教えてくれてありがとうございます。」



『さぁ、もう少しでチャイムが鳴る行きなさい。』



「あの、最後に・・・・名前なんていうんですか?」



『・・・・櫻木 碧(さくらぎ あおい)。』



「綺麗な、名前ですね☆」



『・・・・ありがとう。』



その人・・・・いや櫻木先生は少し照れたみたいだった。



でも、私は時間が無かったので、そのことには触れなかった。



かわりに・・・・・



「あの、またここに来てもいいですか?」



『あぁ、・・・いつでもおいで。最近は、授業もそんなにあるわけじゃないし、

ほとんどは、ここで続きを彫ってるから。』



「はい。」



私は、そのまま入り口に向かおうとした。



そのときに、ついさっきの事を思い出した。



「あの、この後も彫るんですか?」



『あぁ、・・・時間が有るからね。』



「あの・・・・今日は、午後までやらないほうがいいと思います。」



『どうして?』



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