空色天気
「雨が降りますから。」



『え・・・でも、天気予報では今日はふらないって。』




「はい。でも、そんなに強くないと思いますけど、

あられっぽいものが降ると思うんで、彫りにくいと思いますョ。」



『・・・・。』



櫻木先生は、まだ信じられないようだった。



そのときだった、



ぱらぱら・・・雨が降ってきたのだった。




『すご・・・・。』



私が言った事は、あっていた。



「じゃぁ、私時間無いんで行きますね。放課後にまた来ますョ。」



そう言って私は、入り口のほうへ走っていった。



そのすぐ後に、短時間活動開始のチャイムが鳴った。



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