「「お前が…」」 (龍太郎&修司)
真田 龍太郎
今日は市別試合の練習日。
久しぶりに根井に会う。
根井はシニアが同じで、高校は違う所に行った。
俺は公立城南高校
根井は吉村工業高校
城南は地元で、高校は家から徒歩10分ぐらいで、商業科があったから入学した。
それに硬式野球部は市内2位。
根井の行った吉村工業は、工業高校だから男子生徒は多く試合に出れる人数は多く。
レギュラーになれる人は少ない。
根井はその少ない確率でレギュラーになった投手。しかもエース。
「龍太郎ー行くぞー」
「おぉー…」
「よぉーっス龍太郎っ!!」
後から乗っかるのは……根井修司。
「…久しぶり…」
「だなっ
俺、ちょっと嫌なんだよな知り合い少ねぇし;;
俺下手くそだし;;」
「どこがだよ。市内メンバー呼ばれたんだからいいじゃないか」
「でもよぉ…。
投手では慶悟に鈴木だぞ!!??ありえねぇよ。レベル高すぎ;;」
「そぅか?」
「もぅお前はベンチ入り決まってるんだろ??いいよなぁー」
根井だってそんなに下手じゃない。
根井はすげぇよ。
左利きだし。
それに毎年練習試合試合してて、うちのやつらは打てないやつは打てないし。
「それでも野球したいしさ…」
「そっか。俺はベンチ入れるように頑張るか」
「頑張れ」
「おぉ」
「龍太郎!!…おぉ修司!!」
「慶悟!!久しぶりぃー」
根井と慶悟って仲いいんだよな。