*短編*大切な想い出
「久し振りやな」
あの頃と変わらない将が話しかけてくれた
私が話そうとした時に
将から聞かれた
「一つだけ聞きたいことがあるねんけどいい?」
私が頷くと
「あの時俺のこと嫌いになったんか」
「あの時はごめんね。―――」
伝えたかった気持ちを全部将に話した
好きだったけど親に内緒にしてることがしんどくて別れたいって言ってしまったこと
別れた後もずっと好きで将が他の人と付き合うようになった時は本当に辛かったこと
将はずっと聴いてくれた