*短編*大切な想い出
将side


同窓会が終わった



帰る前にもう一度夏帆に逢いたかった



俺は夏帆に電話した



「もしもし…夏帆。今電話大丈夫か?俺明後日帰る ―― 」



「なぁ…夏帆。今日何の日か分かるか?」



「うん。将‥誕生日おめでとう!」



「覚えていてくれたんや。ありがとう!俺も夏帆の誕生日は忘れたことがないよ。毎年その日が来ると夏帆のことを思い出してたよ」



「夏帆。帰る前にもう一度逢いたい。また電話するよ」




俺は逢ってもどうしようもないことくらい分かっていたけど逢いたい気持ちが抑えきれなかった





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