BLUE

その時―

扉を開く音


「久しぶり」


落ち着いた

モモちゃんの…声



久しぶりにモモちゃんと
屋上で過ごした



2人に会話はなくって


モモちゃんはただ

相変わらず悲しい目で
手すりにもたれながら
空を眺めていた

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