BLUE

その間モモちゃんは
やっぱり頬杖ついて
あてもない宙を見ていた



―コトッ

「どうぞ」


「…ああ…いただきます」


前より弱々しい笑顔

このままじゃモモちゃん
消えちゃいそうだよ…




「アオのホットチョコレートおいしい」




モモちゃん知ってた?

この言葉があたしにとって
どんなにすごい魔法なのか…

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