BLUE

モモちゃんは何も言わないで
強い風の中に消えていった


残されたあたしとサクは
ちゃんと話し合う必要があった



「サク…座って?」


ここに来て1度も
席についてないサク


あたしはサクに紅茶を煎れた




「…アオのこと…応援できない」

紅茶を飲みながらサクは
本当に本当につらそうに
そう言った


「サクありがとう…本当に

心配してくれる人が
いるって本当に幸せだね」




あたし達は2人とも泣いてた

< 86 / 132 >

この作品をシェア

pagetop